BASFは6月10日、自動車用塗料向けの顔料ポートフォリオを拡充すると発表した。
同社は、「高彩度インダンスレン顔料パリオゲン・ブルーEH1900」(L6400) 、「光輝顔料ルミナロイヤル・マゼンタEH5000」(4803H) の発売を開始し、ポートフォリオを拡充した。
「パリオゲン・ブルーEH1900」(L6400) は、彩度の高い赤味の青色を出すことを可能にするとともに、さまざまな光輝顔料と組み合わせられるのが利点。
「ルミナロイヤル・マゼンタ EH5000」(4803H) は、同社の自動車用塗料における赤味の青から赤色領域に、新たなデザインの選択肢の提供を可能にするという。
近年、欧州市場においては「高彩度オレンジ顔料イルガジン コスモレイ・オレンジ L2950」 が定着してきている。そして今回、その他の大陸での化学品登録も完了したため、世界各地の最重要市場で使用可能となった。
塗料メーカーは同製品を用いて、オレンジから赤色域において魅力的なデザインを生み出すことができるようになる。
同製品は透明度が高く、光輝顔料や他の有色顔料と組み合わせて使用するのに適している。塗料の粘性や耐移行性に悪影響をもたらすこと無く、水系・溶剤系塗料で使用することが可能。