三洋貿易は６月17日、シンガポールの工業用フィルム販社「ベストレード・プレジション・シンガポール（ＢＰＳ社）」の発行済み株式の85％を取得し、同日付けで子会社化したと発表した。
グループ中期経営計画の達成に向けた、アジア展開強化策の一環。アセアン地域への販売に強みを持つＢＰＳ社を同社グループに迎えることで、北米・中国に加え、アセアン市場における同社既存事業との相乗効果が見込まれ、グループ全体の企業価値向上に寄与するものと判断した。
新たな子会社の名称は「シンガポール・サンヨー・トレーディング（仮称）」。所在地はＮｏ．９ Ｌｉｔｔｌｅ Ｒｏａｄ， ＃０５―０１Ａ， Ｓｉｎｇａｐｏｒｅ ５３６９８５。代表者は藤本智之マネージングディレクター。
事業内容は工業製品の輸出入、電子・電気製品の加工・卸売。資本金は１００万シンガポールドル。設立年月日は２０１２年８月10日。大株主の持株比率は三洋貿易が85・０％、ベストレード・プレジション社が11・０％。
子会社取得による当期連結業績に与える影響は軽微であるとしている。また、同子会社は同社の非連結子会社となる。
