ブリヂストンは6月19日、同社の防府工場が防府市の三谷森林公園内の「エコピアの森・防府」で、5月30日に森林整備活動を行ったと発表した。
防府市・山口中央森林組合・山口県山口農林事務所と協力して実施しているもので、今回で7回目となる。
同工場の従業員や近隣の小学生、市内森林ボランティア団体とその家族を中心とした110人が下草刈りを行ったほか、子どもたちを対象とした自然観察会やモノづくり体験も行われた。
エコピアの森・防府プロジェクトでは、市が所有する山林をフィールドに、市民が親しめる森づくりを進めている。
同工場は今後もエコピアの森・防府の森林整備の推進を通じて、生物多様性の保全など、環境保全活動に地域住民と取り組んでいく方針だ。
エコピアの森プロジェクトは、工場など国内事業拠点の周辺に森林整備区域であるエコピアの森を設け、間伐などの森林保全活動を推進するもの。
森林整備は原則的に森林組合などの専門家が行う。同社の近隣事業所の従業員もボランティアで参加するとともに、同事業所が主体となって、従業員をはじめ地域住民、顧客に、森林教室など自然に親しんでもらえるイベントを実施する。
エコピアの森・防府は、09年7月の防府豪雨災害により被災した森林の再生と保全活動をサポートするもので、防府市が民間企業と協力して森林整備活動を行う初めての取り組みでもある。