ブリヂストン 「CSRレポート2015」を発行

2015年06月30日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは6月30日、同社グループのCSR(企業の社会的責任)に関する取り組みをまとめた「ブリヂストングループCSRレポート2015」を発行したと発表した。

 同レポートの掲載先は、Web版(詳細なCSR情報)がhttp://www.bridgestone.co.jp/csr/index.html。冊子版(ダイジェスト、7月10日公開予定)がhttp://www.bridgestone.co.jp/csr/report/download/index.html

 同社グループは「最高の品質で社会に貢献」を企業理念の「使命」として位置付けており、CSRは企業理念を具現化するものとして、事業活動を通じて、グローバルでCSR活動を推進している。同レポートでは、国内外の子会社・関連会社を含むグループ全体の取り組みの中で、2014年の主な活動成果と2015年以降の主な計画について紹介している。

 同レポートの特徴は2つ。

 1つ目は「社会にとっての重要性」「ブリヂストングループにとっての重要性」という2つの視点から抽出した課題の中から、2つのテーマを特集として取り上げていること。

 特集1は「『イノベーション』による『モビリティ社会』への貢献」。2050年には、世界の人口は90億人以上に、自動車の台数は24億台まで増加すると予想されている。自動車台数の増加により、自動車の安全性に対する要求もますます高まっている。そのような中、同社グループが業界のリーディングカンパニーとして取り組んでいる、グループが持つ技術やビジネスモデルを通じた、安全・安心な「モビリティ社会」の実現に向けた活動を紹介している。

 特集2は「地域社会の課題解決に向けた各国における取り組み」。同社グループは、地域社会の課題解決に向けた取り組みを、その地域で事業を展開する企業の責任と考え、世界各地の事業所で地域のステークホルダーとともに積極的な活動を行っている。その中で、スペイン・ベトナム・コロンビアでの交通安全に関する取り組みを紹介している。

 2つ目は、ブリヂストングループ従業員ダイアログ。

 同社グループは、多様なステークホルダーから、同社グループの活動についての評価や提言を得るステークホルダーダイアログを行っている。同レポートでは、グループの全組織・全従業員を対象にした表彰である「ブリヂストングループアワーズ2015」の受賞者による、従業員ダイアログの内容を紹介している。

 なお、英語版の発行は9月を予定している。

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