宇部興産 共同開発のダイカストマシン発売へ

2015年07月01日

ゴムタイムス社

 宇部興産は7月1日、同社グループの宇部興産機械株式会社が、東洋機械金属との業務提携により共同開発した「iCシリーズ ダイカストマシン」(iCシリーズ)の新型モデルUB650iC(型締力650t)とUB800iC(同800t)を、2016年3月までに発売すると発表した。

 iCシリーズは、両社が長年培った技術力・ノウハウを結集した高剛性型締機構を、新たに開発設計した最新鋭モデル。射出システムには、宇部興産機械が自社開発した電動サーボバルブを使った、リアルタイムフィードバックシステムを搭載し、射出データ収集ソフト(キャストトレンド)に接続可能など、高機能・高剛性を実現している。

 すでに共同開発した型締力350tの小型機UB350iC、同500tの中型機UB500iCを順次上市し、好評を得ているが、今回の新型モデルにより、iCシリーズは中型機レンジを拡大し、16年に350~800tのフルラインアップを完成させる。最新鋭モデル機として中型機のニーズがより活況となっている中国自動車部品市場をはじめ、韓国、東南アジア、インドなどにも順次投入していく予定。16年度の販売目標は30台。

 なお、7月8~10日に上海新国際博覧中心で開催される「第10回中国国際圧鋳会議・展覧会」にUB500iCを実機出展し、最新のダイカスト成形技術の紹介を行う。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー