三井化学は7月1日、韓国SKCとのポリウレタン材料事業に関する合弁会社「三井化学SKCポリウレタン(MCNS)」が、同日営業を開始したと発表した。
MCNSは、両社の強みを活かす総合ポリウレタン材料メーカーとして、高品質な製品とサービスを提供するグローバルリーダーを目指す。
基本戦略は「既存事業のさらなる競争力強化」「グローバルな新規事業の機会探索」「市場開発・研究・製造におけるシナジー効果」。
20年度には、売上高20億ドル(約2400億円)、税前利益1億5000万ドル(約180億円)を目標としている。
MCNSは両社の折半出資により、韓国法人として設立した。同社は100%出資の子会社として日本法人「MCNS―J」を持ち、MCNS―Jはインドや韓国、中国など海外7カ所の拠点を傘下に持つ。一方、MCNS自身も中国・米国・ポーランドの拠点を傘下に抱えている。
キ・ドン・ウォンSKC専務が韓国法人の共同CEOと日本法人の会長、石丸裕康三井化学常務が韓国法人の共同CEOと日本法人の社長に就任している。