横浜ゴムは7月1日、国内ホース配管事業強化の一環として、現在2ヵ所に分かれて操業中の長野工場(長野県高森町と豊丘村)を2016年12月までに1工場に統合すると発表した。
投資額は土地取得・建屋建設・設備移転などを含めて20億円を計画している。
現在の長野工場は、長野高森工場で金属継ぎ手を生産、そこから東へ約4キロ離れた長野豊丘工場でホースと金属継ぎ手のアッセンブリー(組み立て)を行っている。工場統合は長野高森工場を長野豊丘工場に移転する形で行う。すでに今年度上半期に長野豊丘工場隣接地に土地を取得済みで、現在整地・地盤改良工事を進めている。
同社は、建設機械用油圧ホースや自動車用ホースなどを中心とするホース配管事業を、日本・米国・メキシコ・中国・タイに生産拠点を置いて展開しており、14年2月に国内ホース事業強化を目的に、神奈川県平塚市の平塚東工場を長野豊丘工場に移転した。
統合後の長野工場は、事業内容が油圧用ホース金属継ぎ手、自動車用ホース金属継ぎ手の製造、油圧用ホース、自動車用ホースのアッセンブリーとなる。所在地は〒399―3201 長野県下伊那郡豊丘村河野9100番地。敷地面積は約4万㎡。従業員数は約450人の予定。