ブリヂストンは7月6日、インドネシアで自動車部品の製造・販売を行う「PTアストラ・オートパーツTbk(アストラ・オートパーツ社)」と、自動車用防振ゴムを生産する合弁会社設立のための契約を、7月2日に締結したと発表した。
合弁会社は西ジャワ州ブルワカルタに設け、新工場を建設して2016年1月から生産を開始する予定。ブリヂストンとアストラ・オートパーツ社による合計投資金額は、約1740億インドネシアルピア(約16億円)。出資比率はブリヂストンが51%、アストラ・オートパーツ社が49%。8月の設立を予定している。
自動車用防振ゴムは、自動車のエンジンや足回りに装着し、音と振動を制御することにより、車の静粛性や乗り心地の改善に寄与するゴム部品。
同社グループは現在、自動車用防振ゴムの製造拠点を5ヵ国7ヵ所に保有しているが、さらなるグローバル展開を図るためには、アセアン地域の主要な自動車生産国であるインドネシアに生産拠点を保有することが不可欠であると考え、今回の決定に至った。
同社グループは、経営の最終目標である「真のグローバル企業」「業界において全てに『断トツ』」を目指し、今後も従来以上に競争優位性のある製品をタイムリーに顧客に供給する体制を構築していく方針だ。