東洋エンジ インドネシアで合成ゴムプラントの建設受注

2015年07月07日

ゴムタイムス社

 東洋エンジニアリングは7月6日、同社とグループ会社の「イーカーペーテー(IKPT)」が「シンセティック・ラバー・インドネシア社」から、インドネシア・ジャワ島西部チレゴンで、年産12万tの合成ゴムプラントの建設プロジェクトを受注したと発表した。

 シンセティック・ラバー・インドネシア社は、ミシュランと「チャンドラアスリ社」のジョイントベンチャー。

 同プラントでは、ミシュランの技術によるSSBRとポリブタジエンラバーを製造する。原料となるブタジエンは、チャンドラアスリ社の子会社であるペトロキミア・ブタジエン・インドネシア社から供給され、製造される合成ゴムは主にタイヤの原料となる。

 東洋エンジニアリングはインドネシア国外での調達業務を、IKPTはそれ以外の詳細設計・調達・建設工事一括をそれぞれ受注し、プラントの完工は2018年を予定している。

 東洋エンジニアリングはチャンドラアスリ社向けに、11年にブタジエンプラント、13年にエチレンプラント能増を受注している。これらの実績とプロジェクト遂行上の各種提案が高く評価され、今回の受注に至った。

 約2億4000万人の人口を抱えて経済成長の著しいインドネシア市場では、自動車や自動二輪車の増加に伴い、タイヤの需要も急激に伸びている。同社は今後もIKPTと協力し、積極的にビジネス拡大を図っていく。

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