建設機械業界が不振に陥っている。日本建設機械工業会の統計によると、15年に入り、前年は好調だった輸出がマイナスに転じ、建設機械の出荷金額は3月から3ヵ月連続で前年同月比で減少している。豪州や中国など、資源国における鉱山機械の新車需要が低迷していることが大きく響いているようだ。内需は持ち直してきてはいるが、環境規制前の駆け込み需要に沸いた数年前ほどの勢いはない。
日本建設機械工業会の藤岡純会長は「本年度も新興国市場の鉱山用建設機械の低迷に回復の兆しは見えず、成熟市場である先進国市場は安定需要が見込まれるものの、建機業界を取り巻く環境は引き続き厳しい状況にある」と述べている。
建機需要の増減は、高圧用ゴムホースの生産量に直結する。日本ゴムホース工業会の統計によると、高圧用ホースの