ゴム連合 一時金妥結、前年実績を上回る

2015年07月27日

ゴムタイムス社

 ゴム連合(山本昭二中央執行委員長)はこのほど、15年春季生活改善とりくみの一時金妥結状況を明らかにした。それによると、年間で妥結した31組合の妥結内容は、組合員1人あたりの平均(加重平均)では金額が約155万円、月数が5・23ヵ月となり、どちらも前年実績を上回った。一方、単組あたりの平均(単純平均)では金額・月数とも前年実績を下回った。

 ゴム連合に加盟する56組合のうち、一時金について要求を出した単組は52組合、妥結した単組は49組合(7月15日現在)だった。

 そのうち、年間で妥結した31組合の妥結状況を具体的に見ると、加重平均では、154万8489円、5・23ヵ月となり、金額は前年実績比で、2万1190円の増加、月数は同0・01ヵ月の微増となった。業種別では、タイヤ(6組合)が166万1795円、5・55ヵ月となり、金額で同4万8671円増、月数で同0・09ヵ月増となった。はき物(1組合)は46万8040円、1・80ヵ月となり、金額で同10万5544円減、月数で同0・4ヵ月減となった。工業用品(24組合)は130万6951円、4・55ヵ月となり、金額で同3万8563円減、月数で同0・15ヵ月減となった。タイヤ各社は14年度の好業績が一時金妥結状況にも表れ、ゴム連合全体の妥結実績を押し上げた。

 また、組合の規模別で見ると、組合員数1000人以上の組合では、加重平均で162万2308円、5・43ヵ月となり、金額で同3万913円増、月数で同0・03ヵ月増。300~999人の組合では加重平均で129万8622円、4・61ヵ月となり、金額で同1万1742円減、月数で同0・05ヵ月減。300人未満の組合では加重平均で98万9696円、3・65ヵ月となり、金額で同5万2372円減、月数で同0・16ヵ月減となった。規模の大きな組合ほど、妥結額・月数ともに高いことがわかる。

 一方、単純平均では、年間で

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