日本自動車タイヤ協会(JATMA)は7月22日、2015年の自動車タイヤ国内需要年央見直しを発表した。15年の日本経済は引き続き緩やかな回復基調が続くと見込まれ、実質経済成長率を当初見通しとほぼ同水準の1・3%とした。これに伴い、新車用タイヤの需要見通しも修正され、四輪車合計で当初見通しに比べ9万5000本減の4263万9000本、前年比95%と予想した。一方、市販用のメーカー出荷需要は当初見通しに比べ2万9000本増の7035万5000本、同95%と上方修正した。
自動車生産台数は、当初見通しを下回る925万3000台、同95%と見込まれる。国内販売台数は上期の実績を踏まえ、当初見通しの同96%から同92%へ下方修正した。
一方、輸出台数は当初見通しの同97%から100%へ上方修正した。
●新車用タイヤ
新車用タイヤの品種別動向は、以下の通り。
〈乗用車用タイヤ〉
上期実績は前年増加の反動により、前年同期比91%となった。下期も前年を下回ると見込み、年間では当初見通しより17万7000本減の3543万5000本、前年比94%へ修正した。
〈小型トラック用タイヤ〉
上期実績は前年同期比99%となった。下期もほぼ同程度前年を下回ると見込み、年間では当初見通しより4万6000本増の582万5000本、前年比99%へ修正した。
〈トラック・バス用タイヤ〉
上期実績は前年同期比102%となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では当初見通しより3万5000本増の137万9000本、前年比98%へ修正した。
●市販用タイヤ
市販用タイヤ販社販売と在庫からメーカー出荷需要を産出すると、四輪車用計の夏冬合計では、