フコクの2016年3月期第1四半期連結決算は、売上高が183億7300万円で前年同期比6・4%増、営業利益が11億7400万円で同5・2%減、経常利益が12億3000万円で同3・2%減、親会社株主に帰属する四半期純利益が7億9200万円で同1・7%減となった。
同社グループの主要顧客先である自動車産業は、日本の国内需要が頭打ちながらも、引き続き北米や新興国を中心としたグローバルマーケットの需要増に対応するため、生産を伸張。このような状況の中で、同社グループの受注も堅調を維持し、売上高はプラスとなった。
一方、損益面については、海外投資の推進に起因する減価償却費や、諸経費の増加などが影響し、減益となった。
通期の連結業績予想は当初見通しからの変更はなく、売上高が720億円で前期比2・8%増、営業利益は35億円で同1・3%増、経常利益は37億円で同10・1%減、親会社株主に帰属する純利益は24億円で同14・0%減を見込んでいる。
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