東洋ゴム工業は8月3日、ロシアのタイヤ販売子会社「トーヨータイヤRUS(TTRU)」(栗林健太社長)が、ロシア・プレミアリーグの強豪「FCゼニト」とスポンサーシップ契約に合意したと発表した。
契約期間は8月から18年7月までの3シーズン。TTRUは今後、同クラブのパートナーとして、チーム本拠地スタジアムでロゴの掲出や同クラブ選手を起用した各種販促活動を行なっていく。
さらにフェイスブックやインスタグラム、サッカーゲームソフトなどのインタラクティブコミュニケーション分野でも、同クラブとのコラボレーションを予定。ロシアマーケットでのブランド認知度やイメージの向上を図る。
FCゼニトは、旧ソ連時代の1925年に設立され、ロシア第2の都市であるサンクトペテルスブルクのペトロフスキ・スタジアムを本拠地としている。
ロシア・プレミアムリーグで優勝2回、UEFAヨーロッパリーグの制覇(2008年)などの戦績を持ち、欧州サッカークラブの中でも有数の強豪チームである。
現在もロシア・プレミアリーグで常に上位の成績を残し、そのコアサポーターはロシア全土で1200万人規模になる。
ロシア国内では18年のワールドカップ開催を控え、同リーグへの関心が高まっている。FCゼニトへのサポートは、トーヨータイヤブランドのロシアでのプレゼンス向上に資するとともに、今回のパートナーシップによって、中期的に同ブランドに大きな優位性をもたらすものと考えている。