タイガースポリマーの2016年3月期第1四半期連結決算は、売上高が96億9000万円で前年同期比6・8%増、営業利益は5億7800万円で同45・7%増、経常利益は6億7100万円で同67・2%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億2900万円で同773・0%増となった。
日本では、産業用ホースとゴムシートの販売は増加したが、自動車部品の販売が大幅に減少したことに加え、家電用ホースとゴムマットの販売が減少した結果、売上高は49億5600万円で同8・4%減となった。減収の影響や販売費と一般管理費の増加により、セグメント利益は2億1000万円で同18・4%減となった。
米州では、自動車部品は販売が増加し、米国、メキシコともに増収増益となった。産業用ホースも、販売が増加したことにより増収増益。また、米国では為替換算上の影響があった。その結果、売上高は37億600万円で同37・6%増、セグメント利益は3億2600万円(前年同四半期はセグメント損失1300万円)となった。
東南アジアのマレーシアでは、家電用ホースの販売が増加したことに加え、原材料費が減少し、増収増益となった。タイでは自動車部品、家電用ホースともに販売が減少したが、為替換算上の影響があり、減収増益となった。その結果、売上高は7億5000万円で同1・3%増、セグメント利益は6800万円で同19・2%増となった。
中国では自動車部品、家電用ホースともに販売が減少し、売上高は9億2900万円で同3・1%減となった。減収の影響や原材料費の増加により、セグメント損失は3900万円(前年同四半期はセグメント利益5000万円)となった。
通期の連結業績予想は当初見通しから変更なく、売上高が410億円で前期比0・9%増、営業利益が24億円で同1・6%増、経常利益が25億円で同9・5%減、親会社株式に帰属する純利益が17億円で同16・0%減を見込んでいる。