三ツ星ベルトの2016年3月期第1四半期連結決算は、売上高173億6600万円、前年同期比6・9%増、営業利益20億3200万円、同4・3%増、経常利益24億5500万円、同27・4%増となり、増収増益となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は17億100万円、同27・5%増。
同社グループはアジア圏を中心に販売活動を強化するとともに生産体制の再構築を推進し、経営の効率化と一層のコスト削減に取り組んできた。
セグメントの業績では、国内ベルト事業の自動車用ベルトは、新車組み込みライン用の売上高は前年同期並みとなったが、補修用ベルトは車検交換需要の減少などから売上高が減少した。
一般産業用ベルトは、景気回復の流れが需要拡大にはいまだ結びついていないことから、前年同期並みにとどまった。また、OA機器用ベルトはユーザの海外現地調達化により、海外ベルトの売上に移行したことから、国内では微減となった。
一方、運搬ベルトは食品業界向けの需要が安定的に推移するとともに、合成樹脂素材も企業の設備投資の回復に伴って増加した。
その結果、国内ベルト事業の売上高は