ブリヂストンは8月6日、同社のグループ会社である、ブリヂストン エヌシーアール カンパニー リミテッド(以下、BSNCR)が、2015年7月よりコンベヤベルトの生産を開始し、第1号ベルトをタイのチョンブリー県にあるレムチャバン港へ出荷したと発表した。
今後、同社が生産するコンベヤベルトは、資源、電力や製鉄といった生活の基盤を支える産業の様々な顧客に販売していく予定で、主に豪州、米州、日本を含むアジアへ出荷される。
BSNCRはタイ・ラヨーン県に所在。代表者は永徳文彦氏。1996年2月に設立。出資比率はブリヂストンが80%、N.C.R.ラバーインダストリーが20%。敷地面積は15万4000㎡。従業員数は1367名(2015年6月末現在)。生産品目は防振ゴム、自動車用ホース、油圧ホース、シートパッド、コンベヤベルト。
同社グループのコンベヤベルトは、鉱物などの資材を搬送するために使用されており、顧客からご好評を博している。同社グループはブリヂストン横浜工場でコンベヤベルトを生産しており、タイの工場は同社グループで2つ目のコンベヤベルト生産拠点となる。
同社グループでは、現在、コンベヤベルト単品の販売にとどまらず、建設・鉱山車両用タイヤなど鉱山オペレーションに関連する同社グループの他製品や、サービス・メンテナンスを組み合わせることで、顧客の経済的で安全なオペレーションを支援するソリューション・ビジネスの開発、展開を強化している。
今後も、同社グループはグループ内の高い技術力を応用しながら、顧客の課題を解決できるようより高品質な商品・サービスを提供していくとしている。