東部ゴム商組 第33回野球大会

2011年09月20日

ゴムタイムス社

 東部ゴム商組(西山博務理事長)主催の第33回野球大会は8月7日に千葉県柏市の東実健保体育センターで開幕、9月11日の大会最終日(3日目)はベスト4に勝ち残った㈱大成、㈱ニシヤマ、㈱ヤマカミ、㈱シバタにより準決勝、決勝戦が行われ、ヤマカミチームが28年ぶりに優勝した。昨年度優勝のニシヤマチームは準決勝で大成チームに敗れ、4連覇の夢は果たせなかった。

 最終日に勝ち残ったニシヤマチームとシバタチームは2年連続で決勝で顔を会わせた強豪チーム。今年度も昨年度と同じ決勝カードになることも予想されたが、ニシヤマチームは大成と、シバタチームはヤマカミチームとそれぞれ準決勝に望んだが、両チームとも敗れ、3年連続のカードは決勝戦ではなく3位決定戦となった。
 ヤマカミチームは1対0の投手戦でシバタチームを破り、大成チームはニシヤマチームを3対1で下して決勝に勝ち進んだ。決勝戦はヤマカミチームの先攻で始まった。
 1回表、ヤマカミチームはヒットと四球で1アウト1・2塁のチャンスを作ったが、後続がサードゴロに倒れ無得点に。1回裏の大成チームも内野フライと内野ゴロで無得点。序盤は緊迫した投手戦となった。
 均衡を破ったのは3回表、ヤマカミチーム。先頭打者がデッドボールで出塁し、キャッチャーの後逸でランナーが2塁に進み、ワンアウトからレフト前へタイムリーが飛び出し、2塁走者が一気にホームに駆け込み、先取点を挙げた。
 3回裏の大成チームにもチャンスがあった。ショートへの内野安打で先頭打者が出塁、送りバントで守備に乱れがおこりノーアウト1・2塁の絶好のチャンスを作った。しかし、続くバッターが三振、三振、ファーストフライに倒れた。
 4回、5回は両チームとも無得点に終わり、試合を決定づけたのは6回。ヤマカミチームは先頭打者がサードゴロに倒れたかに見えたが一塁への悪送球で出塁、次打者はレフトオーバーの長打を放ち、ランニングホームランで計2点を挙げた。さらに後続のバッターもレフト前のクリーンヒットで出塁、疲れのみえる投手が交代したが、すかさず2盗を決め、サードゴロで3塁に進んだああと、ライト前のタイムリーで3塁ランナーが笑顔で生還、2死後、センターとライト間を見事に抜くタイムリーで加点し、この回は合計で4点を挙げた。
 7回の最終回、ヤマカミチームはダメ押しとなる1点を加えて6対0とし、大成チームは連続三振で2死となったが、続くバッターはセンター前にはじき返して出塁、次打者のサードゴロが2塁セーフとなり、意地を見せたが、セカンドランナーの牽制球アウトで試合終了となった。
 なお、決勝戦と同時刻に始められた3位決定戦は、シバタチームがニシヤマチームを6対1で下し、3位に輝いた。
 ◇  ◇  ◇
 試合終了後は4チームが参加して閉会式が開かれた。西山理事長が「今年は雨天のため1週ずれ込んだが、無事に大会を終了することができた。参加された32チームの健闘と応援の方々に感謝し、来年もこの野球場で大会を開催したい」などと挨拶した。
 表彰式では優勝のヤマカミチーム、準優勝の大成チーム3位のシバタチーム、敢闘賞のニシヤマチームに賞状などが西山理事長より手渡された。最優秀選手賞(MVP)には、ヤマカミチームの吉田友也キャプテンが選ばれた。
 ヤマカミチームの山上茂久社長の話 「東部商組の野球大会は昭和58年の第5回大会で優勝して以来28年ぶりになる。一時期大会に参加しておらず、2年前に再び参加したが、ニシヤマチームに敗れるなど悔しい思いをした。それからチームの育成強化を行い、合宿なども行ってチーム力を高めてきたが、これに伴い、野球だけでなく仕事の面でも結束力で成果が上がっていることを嬉しく思う。選手の皆さんに本当にお疲れ様と言いたい」

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