東洋ゴムの1~6月期 営業・経常益は過去最高を達成

2015年08月11日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は8月10日、都内の大手町サンスカイルームにおいて、2015年12月期第2四半期連結決算説明会を開催した。同会には山本卓司社長、久世哲也常務ら役員が出席して、決算内容の説明を行った。また、同社製免震ゴム問題の進捗状況についても報告が行われた。

 同社の15年12月期第2四半期連結決算は、売上高が1944億200万円、前年同期比3・8%増、営業利益は291億2600万円、同35・5%増、経常利益は266億7000万円、同36・6%増となり、増収増益となった。原材料価格が低位に推移したこと、為替が円安に推移したこと等により、営業利益および経常利益が第2四半期としては過去最高を達成した。

 なお、製品補償対策費および製品補償引当金繰入額として、第1四半期に140億円、第2四半期に追加で164億円、合計304億円を特別損失として計上したことにより、四半期純損失が41億5600万円(前年同期は152億6900万円の利益)となった。

 山本社長は「引当金の計上については、交換用の免震製品代金や改修工事費用など、合理的に見積もれるものを最大限引き当てるよう努めた。現時点で合理的に見積もることが困難なもので、今後発生する費用については、

全文:約1771文字

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー