7月の東京ゴム相場の推移を見ると、当限の終値は月初に207円台をつけた後、じりじりと下落し、8日に190円近くまで急落した。その後はゆるやかな上昇基調に入ったものの、後半は23日の203円台をピークに再び下落。7月限は27日に194円10銭をつけて納会を迎えた。
先限の終値は2日の221円10銭を最高値に、当限とほぼ同様の推移を見せて8日に201円台まで一気に下落した。その後はゆるやかに上昇して、20日前後には214~215円台を推移したものの、23日の215円90銭をピークに下落。28日発会の新甫16年1月限は、202円台からのスタート。その後は205円をはさんで推移し、月末には203円40銭をつけて大引けを迎えた。
東京相場は、上海株式市場の急落を背景にした上海ゴム相場下落の影響によって、6月は一貫して下落基調にあり、その流れは7月上旬まで続いた。8日に当限、先限とも前日比で10円以上も下げる終値をつけた後は、底値確認をした状況で反発し、27日の当限納会まではおおむね上昇基調で推移した。
国内の生ゴム営業倉庫在庫量を見ると、7月
(統計表2点あり)
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