15年1~6月のゴムロール生産実績 製鉄用堅調で6%増

2015年08月17日

ゴムタイムス社

 日本ゴム工業会・ロール部会の発表によると、2015年1~6月累計のゴムロール、合成樹脂ロールの合計生産実績は、総合計で1873t、前年同期比1・8%減となった。このうちゴムロールは1682t、同2・8%減、合成樹脂ロールは191t、同7・9%増となった。

 用途別では、全体の26・5%を占める製鉄用はゴムロールが430tで同5・6%減、合成樹脂ロールは96tで同2・1%増、合計では527t、同4・3%減となった。

 全体の15・0%を占める製紙用では、ゴムロールが216tで同3・7%減、合成樹脂ロールは77t、同22・3%増、合計は293t、同2・0%増。

 全体の35・8%を占める印刷用では、ゴムロールは659t、同1・2%減、合成樹脂ロールは6t、同1・8%減、合計が665tで同1・2%減となった。

 今年上半期の生産を見ると、1~3月は前年同期の消費増税仮需の反動が響き、主力の印刷用はじめ製鉄用、製紙用、その他用の全部門で前年同期実績を下回った。4~6月は製鉄用、製紙用で生産が回復し、特に製鉄用では前年同期比で2割増となった。一方、4~6月の印刷用は回復に至らず、その結果、上半期の総合計では前年同期比で1・8%減となった。

 なお、4~6月の実績を詳しく見ると、合計は912t、同5・7%増。このうちゴムロールは813t、同4・4%増、合成樹脂ロールは99t、同17・3%増。

 用途別で見ると、製鉄用ではゴムロールが192tで同6・2%増、合成樹脂ロールは50tで同2・6%増、合計では242t、同5・4%増となった。製紙用では、ゴムロールが112tで同13・4%増、合成樹脂ロールは41t、同50・5%増、合計は152t、同21・4%増。印刷用では、ゴムロールは323t、同0・6%減、合成樹脂ロールは3t、同0・7%減、合計が326tで同0・6%減となった。その他用では、ゴムロールは186t、同7・0%増、合成樹脂ロールは6t、同5・3%減、合計が192tで同6・6%増となった。

 

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