横浜ゴムは8月20日、同社グループのCSR活動をまとめた冊子版「CSRレポート2015」(全28ページ)を8月17日に発行したと発表した。
より網羅的な情報を開示したWeb版(GRIガイドライン第4版に準拠)は9月に公開する予定。
「CSRレポート2015」は南雲忠信代表取締役会長兼CEOのあいさつに始まり、「社会からゆるぎない信頼を得ている地球貢献企業になる」ための次の100年に向けた野地彦旬代表取締役社長のメッセージを紹介。さらに、外部有識者との意見交換による「対話」や2014年度からスタートしたステークホルダーごとの課題解決の取り組みを紹介する「特集」に加え、「ISO26000に沿った活動報告」「第三者意見」などで構成した。
「対話」では事業とCSRを両輪で展開していくための重要課題について、IIHOE「人と組織と地球のための国際研究所」代表者の川北秀人氏、大和総研の河口真理子氏との意見交換を通じて、より戦略的なCSR活動を目指して取り組むべきことをまとめた。「特集」では、「地球環境」「地域社会」「お客さま」「株主・投資家」「取引先」「従業員」という6つのステークホルダーごとに「横浜ゴムの重要課題」を設定し、その解決に向けた取り組みに加え、横浜ゴム担当者のコメント、それぞれの取り組みの外部関係者からのメッセージを紹介。また、ISO26000に沿って特定した7つの項目とその活動状況や開示要求のあるデータの報告、昨年のレポートで川北氏から指摘があった事項への横浜ゴムの対応や現在の取り組みに対する川北氏の評価、意見などを「第三者意見」として掲載している。