日本ゴムホース工業会がまとめた2015年1~6月のゴムホース生産実績によると、生産量(新ゴム量)は1万7572tで前年同期比1・4%減、出荷金額は678億4400万円で同1・3%減となった。
経済産業省が発表した鉱工業生産指数は、15年1月から3ヵ月連続でマイナスとなった後、交互に増減をくり返しているがその幅はわずかだ。同じく鉱工業製品在庫を見ると、14年の消費増税以降、製品在庫は依然として高い水準にあり、これらの要因が多業種にわたって使用されるゴムホースの生産減に影響を与えている。
品種別に見ると、生産量の3分の2を占める自動車用は、四輪車生産台数(自動車工業会統計)が6月まで12ヵ月連続で減少しており、生産量が1万1618tで同2・2%減、金額は498億9000万円で同1・6%減となり、どちらも前年同期実績を割り込んだ。
建設機械や工作機械などに使われる高圧用は、生産量が2009tで同3・8%減、金額は80億7400万円で同5・9%減となり、どちらも減少した。
工作機械の受注額は昨年以来、前年同月比で増加を続けているが、その伸びにやや陰りが見え始めた。また、建設機械は中国の
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