住友ゴムは8月21日、同社グループの二輪車用タイヤ販売会社であるダンロップモーターサイクルコーポレーションが、8月9日に「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」の一環として全国で実施した二輪車用タイヤの安全点検のタイヤ点検結果を集計したと発表した。
今回の点検では、タイヤの整備不良は70台(点検台数564台)と、約8台に1台の割合で確認された。
この点検活動は毎年、8月19日の「バイクの日」前後に実施しており、3回目となる本年は全国6ヵ所で実施した。タイヤ点検ではタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの残溝チェック、タイヤ表面の損傷、摩耗度合いなどを調べる外観点検を行うとともに、タイヤの安全で正しい使用・管理方法について説明したチェックカードを配布するなど、ライダーの皆様にタイヤの日常点検の重要性を訴求した。
全国で564台の車両を点検した結果、タイヤにかかわる整備不良率は全点検台数のうち70台(約12・4%)で、その内訳は(重複含む)タイヤのヒビ割れが33台(5・9%)と最も多く、以下偏摩耗が19台(3・4%)、残溝不足が15台(2・7%)、損傷が3台(0・5%)という結果となった。ダンロップでは今回の点検結果を踏まえ、今後もライダーに安全で正しい使用方法や管理方法などを知らせていく。
この活動は、2012年から全国の道の駅やレストハウスなどで実施しており、今回の点検により、延べ1649台のタイヤ点検を行った(2014年は悪天候のため中止)。