ベルトメーカー3社の16年3月期第1四半期決算が出そろった。国内では一般産業向けが堅調に推移したものの、自動車生産台数の減少など厳しい状況が続いた。海外では米国は好調に推移したが、欧州では回復が遅れた。一方、アジアでは二輪車用、農業機械用伝動ベルトが伸長。食品向けが堅調な国内搬送用と合わせて販売増に寄与し、3社とも増収増益を達成した。
〈バンドー化学〉
バンドー化学の2016年3月期第1四半期連結決算は、売上高が241億6500万円、前年同期比4・3%増、営業利益は12億9300万円、同30・6%増となり、増収増益となった。
ベルト事業の自動車部品では、自動車用の補機駆動用伝動ベルトおよび補機駆動用伝動システム製品について、米国における生産台数は引き続き好調に推移したものの、タイ、中国、日本においては生産台数が減少した。二輪車用伝動ベルトについては、
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