合成ゴム工業会がこのほどまとめた2015年6月の合成ゴム品種別生産実績によると、6月単月の生産量は13万6526tで前年同月比3・2%増となり、2ヵ月連続の増加となった。この結果、1~6月計の上期実績は、全体で81万9403t、前年同期比0・7%増となった。合成ゴム生産は5月から上昇に転じており、6月単月ではNBR、CR、EPTが増加した。
輸出が8割を占めるCRについては、これまで堅調に推移していた米国向けにおいて、「米西海岸の港湾ストや昨年末の寒波による大雪の影響で出荷がストップした」ことで年初から春先にかけて低迷していたが、ようやく需要回復の兆しが見えてきたという。
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