住友ゴム工業は8月28日、同社のOA機器用精密ゴム部品製造子会社である中山住精密橡有限公司(広東省中山市)に海外拠点初となる太陽光発電システムを設置し、3日に起動式を行ったと発表した。
工場屋根に太陽電池モジュール800枚(最大出力200kW)を設置し、年間で約20万kWhの発電量を見込んでいる。発電した電力は、自工場で使用し、一部電力は外部に売電する。
同工場は、2014年11月に中国政府の発展改革局より再生可能エネルギー発電設備の認定を受け、今年6月末に太陽光発電システムを設置し、8月3日から本格稼働を開始した。今後世界的に普及が見込まれる再生可能エネルギーである太陽光による発電を行うことで、自然エネルギーの普及・拡大や社会全体の環境負荷低減に貢献する。
太陽光発電システムの設置場所は中国広東省中山市中山火炬高新技術産業開発区火炬大道21号。設置面積は約5000㎡。
同社グループでは、燃料を重油からCO2排出量の少ないLNGなどへの転換を国内外の工場で展開、さらに、国内外の主要製造拠点でゼロエミッションを達成するなど、従来よりエコ・ファースト企業として事業活動における環境負荷軽減に努めている。
また、低燃費タイヤの製造・販売を通じて、提供する製品、サービスが地球全体の環境にできる限り負荷を与えないよう最大限の努力をしている。
同社グループは、これからもグローバル企業としての社会的使命を果たすため、広く地域・社会に貢献し、期待され信頼され愛される企業として、新しい価値を創出し、持続可能な社会の発展に貢献していくとしている。