日本ベルト工業会がこのほどまとめた15年1~6月のゴムコンベヤベルト(4社合計)の需要先別販売実績によると、国内の主要需要先である鉄鋼・高炉8社、および自動車関連の販売額が対前年比で減少した一方、電力・ガス、セメント、石炭などの販売額が増加した。
国内需要では、鉄鋼・高炉8社分の販売額が前年比19%減(販売比率が21・3%)となり、2割近く減少した。日本国内の粗鋼生産量は、15年6月まで10ヵ月連続で前年同月実績を下回っており(日本鉄鋼連盟調べ)、コンベヤ需要減の要因となったものと見られる。
また、国内生産の減少が続く自動車関連(販売比率0・6%)も、同13%減となった。
一方、インフラ・土木関連は、電力・ガス(販売比率2・4%)が同114%増となった他、セメント(販売比率3・4%)は同12%増、石炭(販売比率0・4%)は6%増などとなり、国内需要全体(販売比率61・3%)で同4%増となった。
また、14年年間を通して資源国の生産調整等により需要が落ち続けた輸出向けは、今年に入って
全文:約1004文字