日本ベルト工業会がまとめた15年7月のゴムベルト生産実績によると、生産量は2605t、前年同月比1%減となり、前月の横ばいから減少に転じた。内需は1936tで同2%増となり2ヵ月連続で増加したものの、輸出は669tで同8%減となり、4ヵ月連続で減少した。
品種別のコンベヤベルトは1527tで同3%増となり、3ヵ月ぶりに増加した。内訳は、内需が同8%増で2ヵ月連続の増加、輸出は同7%減で4ヵ月連続の減少となった。
7月のコンベヤは、国内の主要需要先である鉄鋼生産が依然として減少を続けている(日本鉄鋼連盟調べ)ものの、資材購買は堅調な状況であるもよう。一方、輸出は、豪州など石炭・鉄鉱石産出国向けが本格的な回復には至っておらず、減少が継続している。
伝動ベルトは1078tで同5%減となり、
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