ホームページ特集 進化し続ける情報ツール

2015年09月14日

ゴムタイムス社

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 有効活用で企業価値向上へ 高度化するSEO対策も課題

 企業の情報発信ツールとして、ホームページ(HP)が当たり前の存在となって久しい。新技術・新製品の開発情報、IR情報、採用情報など、HPにはその企業が持つ価値の大半が埋め込まれている。一方で、SNSへの対応や、高度化する「SEO(検索エンジン最適化)」対策など、課題は変化し続けている。そんなHPの活用に、意欲的に取り組むゴム企業の現況を紹介する。

 今回、ゴム関連企業にアンケートを取ったところ、〈ホームページ開設後の売上の変化〉について、「やや増加した」と答えた企業は全体の44%、「変わらない」が56%。〈HPの更新頻度〉について、「毎月」が44%、「数ヵ月に1回」が56%となった。また、今年に入ってからHPをリニューアルした企業は約3割に上った。
 〈現状のHP〉については、「満足している」が44%、「満足していない」が56%という結果が出た。「満足していない」点を尋ねると、「人手がなく、更新する時間が足りない」「SEO対策が不十分」などの声が寄せられた。
 HPの維持・管理を専門業者に任せれば、コストが発生する。しかし、自前ではSEO対策までは手が回らない。HPをより有益なツールに育てるために何が必要かは、企業側が取組む姿勢によって、大きな違いがあるようだ。

産業界に輝くゴム企業のホームページ一覧

ニッタ株式会社

http://www.nitta.co.jp/

 

ニッタ株式会社ホームページ

 創業130周年を迎えたニッタのHPは、白を基調にしたシンプルな画面構成が目を惹く。その中に、企業情報、製品情報、IR情報、CSR情報などのコンテンツがわかりやすくレイアウトされている。同社は今後のHPについて「新スローガン〝Invention & Innovation〟に合ったコンテンツを発信していきたい」としている。

大阪市浪速区桜川4-4-26

TEL:06-6563-1211 FAX:06-6563-1212

三福工業株式会社

http://www.mitsufuku.co.jp/

 

三福工業株式会社ホームページ

 複合資材開発メーカー三福工業のHPは、「動画やPDFを置き、製品の紹介をわかりやすくしています」(同社)とのこと。
 例えば、発泡体事業部では、高弾性・特殊ポリオレフィン発泡体「エラスチックワン」の衝撃吸収性を、データはもとより、身近な素材を使った分かりやすい動画で紹介し、製品の高機能性をうまく印象付けている。

栃木県佐野市植下町1248

TEL:0283-23-4155 FAX:0283-23-8331

株式会社アトライズヨドガワ

http://www.atryz.co.jp/

 

株式会社アトライズヨドガワホームページ

 「あらゆるニーズに応えるため、A―ZまでTRYします」とのメッセージで始まるアトライズヨドガワのHP。社名の「ATRYZ」をうまく使用したコンセプトだ。
 多様な商品・業務分野はもとより、「アトライズが選ばれる4つの理由」を含め、メッセージ性の高い惹句がHP内の随所にちりばめらている。

大阪府吹田市江の木町17番1号 コンパーノビル7階

TEL:06-6337-6250 FAX:06-6337-6241

ユアサ化成株式会社

http://www.yep.co.jp/

 

ユアサ化成株式会社ホームページ

 HPでは、特に新製品情報に力を入れているというユアサ化成。
 同社のHPはビジュアル重視で、企業イメージを表現したスライドショーとキャッチコピーが印象的だ。
 また、同社は今後の課題として「SEO対策と、アクセス解析」を挙げており、企業活動におけるHPのさらなる活用を目指している。

京都市中京区丸太町通新町東入玉植町222

TEL:075-231-1191 FAX:075-256-4301

岡安ゴム株式会社

http://www.okayasu-rubber.co.jp/

 

岡安ゴム株式会社ホームページ

 2015年6月にHPをリニューアルした岡安ゴム。同社の注力商品である幅広長尺スポンジ「タフロングES」シリーズと、台所・洗面台用マット「ふく楽マット」が大きく取り扱われており、動画による紹介もある。同製品はネット販売にも対応しており、販売サイトへのリンクもある。同社では「ネット販売の充実とSEO対策」が課題だとしている。

大阪府東大阪市本庄中2―2―30

TEL:06-6747-7875 FAX:FAX:06-6747-7888

 

大野ゴム工業株式会社

http://www.ohno5825.co.jp/

 

ohno_hp

 自動車関連や工業用品分野で幅広く展開する大野ゴム工業。
 同社では新製品ニュースに注力しているとのことだが、採用情報のページには同社社員が先輩として、就活生らに経験をもとにしたメッセージを送っている。
 同社によれば「全面刷新してから時間が経過しているので、そろそろ更新を考えている」とのことだった。

東京都港区虎ノ門1―8―11(5―825第一ビル)

TEL:03-3501-5825 FAX:03-3502-5629