九州ゴム工業会は九州大学、福岡県工業技術センター化学繊維研究所をはじめとする地元の研究機関と協力し、燃料電池車向けゴム製品を開発する産学連携プロジェクトを実施する。
同工業会内に「耐水素研究開発部会」を設け、会員企業は学官の協力を得ながら、燃料電池関連のゴム部品の開発に共同または個別で取り組む。今年下期から3年以内に成果を上げることを目指す。
具体的には、会員企業の特長を活かした上で、水素供給系統向シール材・ライニング材をはじめ、燃料電池車用パッキング、水素関連ゴムライニング、水素雰囲気で使用可能なゴム手袋といった水素関連用品など、幅広い製品開発を行っていく。
今回の共同開発プロジェクトにあたり、同工業会の中島幹雄会長は「燃料電池車向けゴム製品の開発という共通の目的を持つことで、会員企業同士のシナジー効果を期待している」と抱負を述べている。
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