景況感にバラツキも
総じて自動車生産減響く
9月7日開催の第33回全国ゴム商組連合会では、各地区商組の事業運営や景況が報告されたが、各種ゴム製品の販売動向については各地区商組で地場産業の動向、品種によりばらつきがあるものの、自動車生産減が響き総じて横ばい推移となった。各地区商組の事業運営、景況報告は次の通り。
東部ゴム商組
組合活動では、リーマーンショック時に賦課金を1000円下げたが、それ以降赤字の運営が続いていた。このため、来年度から元の金額に値戻しをするように会員の皆様に周知とご了解いただけるように広報活動を行っている。また、来年度の商品説明展示会については、都立産業貿易センターの台東館に会場を変更して実施する予定。
市況についてはベルト全般では一部を除き昨年並みか一けた台のマイナス。
Vベルトは前年並みか、前年割れが多く、全般的に不調。樹脂ベルトは食品機械、金属探知器など「食の安全」対応の需要が好調で若干増加。来年1月施工のPIM規格の需要がある。
ゴムホースは地盤改良ホースが好調。自動車関連は前年並み。高圧ホースは9月までは建設機械の4次排ガス規制による受注残があるが、その後の需要は不明。工作機械向けは好調。
樹脂ホースはネット通販の影響で市場価格が下がる傾向があリ、粗利の低下を招いている。
ゴム板は東京五輪や震災復興に向けて建築・土木関連の需要が増加することを期待するが、本格的な動きはもう少し先。
西部ゴム商組
組合活動では、各種事業活動に加え、今期は