取材メモ ゴム連合誕生秘話「机を叩いたことも」

2015年10月24日

ゴムタイムス社

 先日開催されたゴム連合10周年記念式典で、あいさつに立った山本昭二委員長がゴム連合誕生の経緯について語った。

 それによると、1991年7月に、全日本ゴム労連がブリヂストン労働組合に対して、双方の組織を連携し、連合(日本労働組合総連合会)への加盟を具現化したいと、申し入れが行われた。

 その後、両組織での予備会議を経て、1991年12月にゴム連合結成準備委員会を立ち上げ、討議の結果、結成大会を行うことで合意。翌1992年10月、ゴム連合の結成大会を開催した。

 しかし、この頃はまだブリヂストン労組とゴム連合がブリッジ組織となっていたため、ゴム労連の大会終了後、ゴム労連の役員とブリヂストン労組の役員が集まり、改めてゴム連合の大会を開いていたそうだ。

 その後、「長年の夢であった」(山本委員長)ブリッジ組織を解消して、新たな産別として新生ゴム連合を作るため、2001年12月に将来構想具体化検討委員会を立ち上げた。そこで、「単なる一本化だけでなく、新しいゴム産業の組織を作る」という基本的合意に至った。

 ただ、検討委員会では、ゴム労連とブリヂストン労組の歴史や考え方の違いから、壁にぶち当たることもあった。課題によっては、かなり白熱した議論になり、「机をたた

 

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