住友理工は9月18日、業容拡大に向けた販売力を強化するため、同社製品を広く取り扱う販売子会社、住理工商事(略称:SRK―Co)を発足させ、10月1日に業務を開始すると発表した。
同社は「グローバル・エクセレント・マニュファクチュアリング・カンパニー」への変革を目指し、その牽引力となるブランド価値の向上を狙って2014年10月に住友理工に社名を変更した。さらに一般産業用品部門における事業の拡大を図るため、同社グループの土木・建築資材製造・販売子会社、ビュープランニング(略称:VP)の社名を住理工商事に変更。今後は新たに、既存事業および新規事業の製品拡販、マーケティング・営業力の強化による新商品の探索と開発、製品化を進める販売会社とする。
住理工商事の所在地(本社)は愛知県名古屋市中区錦3丁目8番14号。事業内容は住友理工製品の販売。資本金は1億円(11月1日時点予定)。出資比率は住友理工100%。代表者は代表取締役社長の久岡洋一氏(住友理工顧問)。従業員数は64人(10月1日時点予定)。営業拠点は東京、大阪、名古屋、仙台、広島、福岡。
まずは、自動車向け以外の産業用ゴム製品(建築・土木・鉄道車両用防振ゴムなど)を取り扱う同社の化工品事業において、製造部門と営業・販売部門を切り離す「製販分離」を実施し、営業・販売機能を住理工商事に集約することで、より効果的な事業運営を図る。今後、化工品事業以外の製品についても、幅広く取り扱う予定。
同社グループは、住理工商事の発足を契機に確固たる事業基盤を整備し、グループ一丸となって真のグローバル企業への飛躍を目指していくとしている。