ダイハン 「分散くん」をリニューアル

2011年06月20日

ゴムタイムス社

分散くん

㈱ダイハンは30年間にわたり練り工程の関所として、また、CMBの受け入れ検査機としてユーザーに高い評価を得ていた「分散くん」をこのほど使い勝手を大幅に向上させた「分散くん」MARKⅢ a Version5としてリニューアルし本格販売を開始した。
 操作ソフトウェア(CS)をWindows7へ変更するとともに測定ソフトウェア(AS)も「分散くん」Version5とした。また、本来測定者の区別 なく、カーボンブラックなど配合フィラーの分散状態を簡便・迅速に判定することを目的としていたが、今回更に使い勝手を向上させた。 使い勝手向上のポイントは次の通り。 ①PCをFA(工業用PC)へ変更=モデル寿命を延ばし、周辺環境への耐久性を向上させた。 ②10μ単位をMax200μまでの粒子径分布表示を付加=従来5μ単位がMax100μまで表示と10μがMax200μまでの表示を選択肢とした。 ③二値化処理工程の自動設定を可能とした=測定途上、二値化処理工程でその都度手動設定であったが、自動設定も可能となった。 ④基本照度設定基準値を50(平均照度)とした=測定箇所の照度が設定値(照度50)を超えている場合は、エラーメッセージを出して警告する。 ⑤測定サンプルの画像も全保存可能=従来、マスターサンプルのみの画像保存が可能であったが、測定サンプルの画像も保存する。 ⑥第一画面内での前表示目指す=従来の第二・第三画面での測定値等確認を避ける主旨で一覧表示可能とした。 なお、同社では同デモ機を東京本社・大阪支店に常設予定。

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