ブリヂストンは9月29日、3製品において2015年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。
受賞したのは「エコピアEP500オロジック」、「レグノGR―XI」「レグノ GRVⅡ」、「らく楽アダプター」(樹脂製アダプター継手)の3製品。「エコピアEP500オロジック」は「グッドデザイン・ベスト100」にも選ばれた。
「エコピアEP500オロジック」について、「ologic」とは、タイヤサイズをこれまでに無かった狭幅・大径化することで、低燃費と安全性を高次元で両立する同社の独自技術。同製品は、同技術を搭載している。
「レグノ GR―XI」「レグノ GRVⅡ」は、タイヤに求められる諸性能を高次元でバランスさせ、滑らかな路面から荒れた路面まで「路面ごと」に異なる「気になりやすいノイズ」を低減する新技術を搭載し、優れた静粛性を実現している。
「らく楽アダプター」は、給水給湯用の配管部材。従来、給水給湯用継手の多くは金属製だったが、「らく楽アダプター」では、全て(または一部を)金属から樹脂に置き換えることに成功した。
樹脂化により、従来品対比最大62%の軽量化、軽量化による施工者の負担軽減、結露発生の低減、衛生性向上(錆発生・鉛溶出による衛生面での心配が少ない)といった居住者メリットの創出、プライスダウン、金属使用量低減による環境への配慮、を実現。本来、水栓器具に接続するネジがある継手は樹脂化できないという業界の常識に挑戦し、試行錯誤を繰り返しながら製品化したもの。
これらの受賞作品は、10月30日から11月4日にかけて東京ミッドタウンで開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2015」会場で、本年度受賞作品として紹介される予定。
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動。これまで59年にわたり、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は4万件以上にのぼる。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれている。