グッドイヤー 住友ゴムとのアライアンスを解消

2015年10月02日

ゴムタイムス社

 ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは10月2日、住友ゴム工業とのグローバル・アライアンスを解消したと発表した。

 解消手続きの財務諸条件は、6月4日の解消合意発表の際に同社が概略を提示したものと同様。

 両社は1999年にグローバルな提携関係に入り、北米と欧州に各1社、日本に2社設けた合計4社の合弁会社による共同事業を展開してきた。

 合意の条件に基づいて、グッドイヤーは米国、カナダ、メキシコの補修用タイヤ市場および非日系自動車メーカにダンロップブランドタイヤを排他的に販売する権利を保持する。これまで合弁会社が排他的に展開してきた欧州の国についても、グッドイヤーは新車用・補修用の両タイヤ市場でダンロップブランドタイヤを排他的に販売する権利を保持。あわせて、グッドイヤーは日本市場にてグッドイヤーブランドタイヤを排他的に提供する権利を回復する。提携解消手続きの完了を受け、2014年1月に申し立てられた係属中の仲裁手続きも解消する。

 同社について提携解消手続きが現行の財務目標や資本配分計画に影響することはない。この手続きに関わる影響は2016年2月からの通年見通しに含めていく。

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