横浜ゴムは10月6日、同社の米国タイヤ生産子会社ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・ミシシッピ(YTMM)の新トラック・バス用タイヤ工場が完成、10月5日に、現地で開所式を開催したと発表した。
式にはフィル・ブライアント・ミシシッピ州知事、トレント・ケリー米国下院議員、杵渕正巳在ナッシュビル日本国総領事館総領事、ミシシッピ州政府関係者、地元大学関係者、日系カーメーカー及び自動車業界幹部、YTMM取引先、野地彦旬横浜ゴム社長など総勢300名が出席した。
挨拶に立った野地彦旬横浜ゴム社長は「本日、第1期工場が完成し、当社は米国製トラック・バス用タイヤの生産を開始する。タイヤ産業は堅実な成長を続けており、当社はよりスピーディーにビジネスを展開せねばならない。その意味で、ミシシッピの地に最新の製造拠点を設立できたことは非常に大きな意味を持つ。起工式からわずか2年間で、米国経済を支えるトラック・バス用タイヤを生産できるようになったのは、皆様のご支援・ご努力の賜物と大変感謝している」と述べた。
同社は2013年4月、ミシシッピ州ウエストポイントにトラック・バス用の新工場建設を発表、同年5月に新工場の建設・運営にあたるYTMMを設立し、同年9月から工場建設を進めてきた。同工場の年間生産能力は100万本で、総投資額は3億米ドル。新工場は500エーカー(約200ヘクタール)の土地の一角に建設されており、今後、需要に応じて順次工場拡張を進めていく計画。