合成ゴム出荷 輸出微増も国内ダウン

2015年10月19日

ゴムタイムス社

 日本ゴム工業会が先にまとめた2015年1~6月計の合成ゴム品種別出荷実績によると、輸出出荷が微増となったものの、国内出荷が前年割れとなったことにより、合計では71万4765tで前年同期比3・4%減となった。

 昨年2014年年間の合成ゴム出荷実績は下期後半からの失速が響き、国内出荷がほぼ横ばいで推移したものの、輸出出荷の減少で2年ぶりに前年実績を下回った。本年に入っての足取りも輸出出荷がやや回復基調にあるが、国内出荷の落ち込みにより前年割れとなっている。

 用途別では、ゴム工業向けが32万9344tで同7・2%減、紙加工用やプラスチック用などのゴム工業外向けが11万5820tで同3・6%減となり、国内出荷合計では44万5164tで同6・2%減だった。

 ゴム工業向けは、主力の自動車タイヤが23万6582tで同7・0%減、自動車用ゴム部品を中心とする

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