取材メモ ほぼ100%の 米国リトレッド率

2015年10月26日

ゴムタイムス社

 横浜ゴム、ミシシッピ工場の開所式を取材した際に、現地のリトレッド工場を見学する機会を得た。

 日本ではリトレッドの台タイヤを確保するのが難しく、質の良い台タイヤを如何に確保するかが工場稼働率向上の課題となっている。

 アメリカでも同様の問題があると思い、質問したところ「全く困っていない」との回答を得て、少々驚いてしまった。詳しく聞くと「この工場のリトレッド率は95%を超えている」という。

 日本のリトレッド率は20%を超えれば良い方だと言われており、アメリカと大きく離れている。なんでも、アメリカでは新品タイヤ料金にリトレッドの料金が含まれていると考えられており、途中で台タイヤを手放す事は、お金を手放していると同じ事だと考えられているという。

 リトレッドの回数も、日本では2回が基本で、状態の良いタイヤで3回リトレッドが行われるが、アメリカでは3回から、状態がよければ

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