豊田合成は10月13日、オーストラリアで製品を納めている自動車メーカーの生産事業からの撤退に伴い、同社子会社の「豊田合成オーストラリア(TGAU)」の生産終了を決定したと発表した。
生産終了時期は、顧客である自動車メーカーの撤退時期に基づき今後、決定する予定。
今回の決定に際し社長の宮﨑氏は、「お客さまの生産事業からの撤退に伴い、厳しい決断をせざるを得ませんでした。工場設立以来76年、当社資本参加から19年もの長きにわたり、当地での生産活動を支えていただいた従業員と地域社会の皆さまに深くお礼を申し上げます」とコメントした。
なお、影響を受ける従業員については、今後、再就職支援など最大限のサポートを実施していく。
TGAUはオーストラリア南オーストラリア州に所在。設立年月は1996年11月(資本参加)資本金は1800万豪ドル従業員数は約150名(2015年10月現在)。生産品目はセーフティシステム製品(ハンドル、運転席エアバッグ等)、オートモーティブシーリング製品(ウェザストリップ等)、内外装部品(インストルメントパネル構成部品等)。