マレーシア自動車協会（MAA）の発表によると、会員企業による2011年8月の自動車販売台数は5万8,382台、前月比で16％の増加となった。前年同月比も5.7％の増加。生産台数は4万4,789台にとどまり、前年同月比で11.9％のダウンとなった。
8月の販売は乗用車は5万2,559台で前年同月比5.9％の増加、商用車は5,823台で同4.6％の増加となった。生産台数は乗用車が4万1,217台で12.7％、商用車は3,572台で2.4％それぞれマイナスとなった。
1～8月累計の販売台数は40万5,837 台で、前年同期比1.0％のマイナス。生産台数は37万1,641台で同7.7％の減少となった。
ＭAAは、8月の販売台数について、ハリラヤ（断食月明け大祭）の祭事シーズンを前にした駆け込み需要、6月に導入された分割払い法改正に伴う購入手続きの煩雑さに対する理解が得られたことなどを背景に、前月比で大幅増加したと分析。
9月の見通しについては、8月実績と同程度を維持すると予想した。
