鉱山・農機向け社内カンパニー創設も
ブリヂストンは10月16日に開催した「2015中期経営計画」説明会の中で、東京・小平市の開発・生産拠点の再構築と、鉱山・農業機械向けソリューションビジネスの社内カンパニーを創設することを発表した。いずれも、中計で重要課題の1つとして掲げられている「技術・ビジネスモデルのイノベーション」の一環として行われる。
小平には現在、技術センターと東京工場がある。研究開発の再構築では、従来の商品単体の技術開発にとどまらず、社会の変化を先読みした新たな顧客価値を創出する技術革新やソリューション型の提案力を強化。「リサーチ」「モノづくり」「試験・評価」「ビジネスデザイン」の4つの強化領域を設定し、新たな施設を設置する。
リサーチについては、「リサーチセンター(仮)」を設け、バイオ・原材料開発を含めたすべての研究室と実験室を集約するとともに、産官学連携をはじめ社外との協創を促進して革新技術の開発を行う。
モノづくりでは「先端生産技術センター(仮)」を設置。同社の将来のモノづくりを担うIT技術を駆使した生産ラインや、新概念商品の実現に向けた生産技術を開発する。
試験・評価に関しては「市場再現・体験センター(仮)」で、製品単体だけでなく、車両と一体となった試験・評価を行い、新しく提案する価値を顧客目線で検証する。
ビジネスデザインについては