住友理工は10月26日、西日本総合展示場新館(北九州市)で10月29日~31日にわたり開催される「第17回西日本国際福祉機器展」にブース出展すると発表した。
新製品「全身版」を含む体圧検知センサ「SR ソフトビジョン」シリーズを出品、全ての展示製品を来場者が体験可能。
同展は九州・中国地方最大の福祉機器展で、毎年、介護・医療関係者や介護に関心のある一般人が多く来場する。同社は今回、「NPO 福祉用具ネット」の出展エリア内にブースを設ける。
SR ソフトビジョンは柔らかい面状の体圧検知センサで、クッションやベッドなどの上に敷き、座ったり横になったりした際の体圧の分布や変化が測定できる。断線しにくく耐久性が高いので、医療・介護の現場で実用的に使用できる。
新製品の分布版2は、体圧分布をPCの画面上で可視化する普及タイプの製品。9月にモデルチェンジして面圧中心表示機能などが追加された。
数値版は各測定点の体圧を数値で表示し面圧中心や圧力分布断面の表示機能、データ記録機能も加わった上級モデル。研究用途として、以前のデータと比較したリハビリ効果の確認などにも使用されている。
無線版は数値版と無線化キットを組み合わせたモデル。PCを必要とせず、手持ちのタブレット端末やスマートフォンに圧力分布を表示することができる。訪問介護や入院病棟などで機動力を発揮する。
新製品の全身版は、ベッドサイズの大面積製品で1600点の測定ポイントで圧力を測定・表示・記録できる。床ずれ防止マットレスの選定などに活用可能。