住友ゴム工業は10月27日、タイヤ点検を通じた交通安全啓発活動として、10月3日に全国47都道府県53会場で「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」を実施したと発表した。
今回の点検では、燃費の悪化、走行性能の低下、偏摩耗の原因となる「空気圧の過不足」が最も多く確認された。
ダンロップでは、2008年10月から年2回、全国47都道府県でタイヤ点検と安全啓発活動を道の駅やショッピングセンターなどで開催しており、今回で14回目の実施となる。タイヤ点検ではタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧、残溝、タイヤ表面の損傷などの点検を行うとともに、タイヤの安全で正しい使用・管理方法について紹介する冊子を配布するなど、ドライバーにタイヤの日常点検の重要性を訴求している。
今回の活動では全国53会場で6589台のタイヤ点検を実施した結果、タイヤの整備不良率は全点検台数の33・5%で、その内容は(重複含む)空気圧の過不足が22・3%と最も多く、続いて残溝不足が8・2%、タイヤ表面の損傷が6・7%、偏摩耗が6・2%という結果だった。なお今回の活動により、これまでの累計点検台数は7万台を超えた。
ダンロップでは、今後もドライバーにタイヤの安全で正しい使用方法や管理方法などを伝えていくとしている。