15年1~9月のゴムロール生産実績 製紙向け堅調で9%増

2015年11月12日

ゴムタイムス社

 日本ゴム工業会・統計委員会(ロール製品関係7社)の発表によると、15年1~9月累計のゴムロール、合成樹脂ロールの合計生産実績は、総合計で2863tで前年同期比横ばいとなった。このうちゴムロールは2572tで同0・6%減、合成樹脂ロールは291tで同5・4%増となった。

 用途別では、全体の28・1%を占める製鉄用はゴムロールが660tで同3・4%減、合成樹脂ロールは145tで同0・4%増、合計では805tで同2・7%減。

 全体の19・0%を占める製紙用は、ゴムロールが363tで同6・7%増、合成樹脂ロールは118tで同17・0%増、合計では481tで同9・0%増。

 全体の31・9%を占める印刷用は、ゴムロールが972tで同4・0%減、合成樹脂ロールは9tで同5・1%減、合計では981tで同4・0%減となった。

 今年9月までの生産を見ると、1~3月は前年同期の消費増税仮需の反動が響き、主力の印刷用をはじめ製鉄用、製紙用、その他用の全部門で前年同期実績を下回った。4~6月は製鉄用、製紙用で生産が回復した一方、印刷用は前年同期実績を下回った。7~9月は印刷用が前年同期実績を

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