東洋ゴム 臨時株主総会を開催 新経営体制を承認

2015年11月13日

ゴムタイムス社

 東洋ゴムは11月12日、大阪市の本社で臨時株主総会を開催した。125名の株主が出席し、取締役選任議案などすべての決議事項を承認した。

 冒頭、山本卓司社長は免震ゴムおよび防振ゴムに関わる問題に関して「社会、株主に多大な心配と迷惑をお掛けし深くおわびする」と23名の役員と共に謝罪、その後、再発防止策の進捗状況、新体制の移行についてなど決議事項を事前説明した。臨時総会では、総会後に新社長に就任する清水隆史常務ら6名の取締役選任議案を可決、山本卓司社長ら旧経営陣4人が年末に退社することも表明された。

 質疑応答では3名の株主が14の質問をした。株主からは、偽装の時期、偽装問題が取締役会で議論されなかった理由、不祥事が続く理由、特別損失の今後の内容、歴代経営陣への損害賠償、従業員へのケアなどについて質問が出された。

 歴代経営陣に対する損害賠償訴訟を起こすかとの質問に対し、会社側は「善管注意義

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