住友理工 新設グローバル本社のビルが竣工

2015年11月13日

ゴムタイムス社

 住友理工は11月12日、名古屋市中心部にグローバル本社を新設し、来年1月から業務を開始するが、これに先立ち、入居予定先の「JPタワー名古屋」(名古屋市中村区名駅一丁目)が11日に完成し、関係者を招いた竣工披露パーティーが開催された。

 JPタワー名古屋は、低層階に商業施設が、高層階にオフィスが入居する複合ビルとして、日本郵便と名工建設が共同建設した。2027年にリニア中央新幹線が東京―名古屋間で開業するのを見越し、JPタワー名古屋をはじめとする超高層オフィスビルが相次いで進出するなど、名駅地区は中部地方の玄関口として再開発が進められている。

 同社は現在、23ヵ国103拠点で事業を展開しており、同社グループの従業員数は約2万4000人に上る。グローバルで効率的に事業を遂行するためには経営管理の高度化は不可欠であり、このたび、世界各国の拠点を統括するグローバル本社を設立することとした。グローバル本社機能を都心部に移し、強化することにより、従業員の意識改革およびグローバルに活躍できる人材の確保と育成を図る。

 竣工披露パーティーには、関係者ら約350名が出席。日本郵便の高橋亨・代表取締役社長が「名古屋市の交通結節点として魅力と活力あふれる街づくりを目指し、開発してきた。人と人、地域と地域をつなぎ、名駅エリアのにぎわいを創出していく」と挨拶した。同社の代表取締役取締役会長兼CEO西村義明氏も鏡開きに臨み、JPタワー名古屋を中心とする名駅地区の活性化を祈念した。

 同社はこのグローバル本社を軸に、世界中の顧客から信頼される「Global Excellent Manufacturing Company」への変革を目指していくとしている。

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