鬼怒川ゴム工業は11月16日、東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で決算説明会を開催した。
最初に高橋昭夫執行役員が16年3月期第2四半期連結決算の概要を説明。上期は増収増益となり、売上高についてはアジア・米州で増収となったものの、国内では減収だったと述べた。
米州では日系向け、アジアは特に中国で欧米系・現地系向けの売上が拡大したのに対し、国内では主要得意先の国内生産が減少したためだ。
利益については、原材料の現地調達化や生産性向上、昨年生じた生産立ち上げロスの改善により収益が改善した。
営業利益は前年同期に比べ7億3000万円増加し、地域的にはそのうち6億6000万円をアジアが占めた。要因別ではグローバル合理化活動が4億7000万円で最も大きく、次いで為替、立上げロス削減となっている。
設備投資に関しては、車体シール製品の能力増強や防振・ホース製品のグローバル展開などによって、海外拠点を中心に当初見込み通り34億円の投資を予定している。
続いて関山定男社長が主な活動と取り組み状況を解説した。
まず、売上向上への取り組みとして、