三ツ星ベルトは11月16日、東京都中央区の日本橋プラザビルで16年3月期中間決算説明会を開催し、池田浩執行役員社長室長、増田健吉執行役員財務部長らが出席して決算内容について説明した。
国内では自動車補修向けの売上が減少したものの、海外では米国やアジア圏を中心に売上が堅調に推移したことに加え、為替レートが前年同期に比べて円安となったことから、売上高は347億9200万円で前年同期比5・6%増となった。
利益面では、増収に加えて円安による海外工場の原材料仕入れ価格が低下したことや、原価低減などの内部努力を推し進めたことから、営業利益は42億1000万円で同10・1%増、経常利益は45億5800万円で同6・6%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は32億1600万円で同8・7%増となり、各利益項目でそれぞれ過去最高の結果が出た。
池田執行役員は、四半期ごとの業績推移について「売上高が前期は160億円台で推移したのに対し、今期は170億円台を維持できている。営業利益は第1、第2四半期ともに20億円台で推移し、目標とした利益率10%を超えている」と述べた上で、下期以降については「中国をはじめとする海外経済に不透明感が強まっているが、拡販と利益改善の活動をさらに進め、通期の目標達成に取り組んでいく」と語った。
売上高をセグメント別に見ると、国内ベルトでは、一般産業用は